作成日:2025/07/12
★★ 住宅のリースバックでトラブル
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250702/k10014851181000.html
住み続けられるはずが…
住宅のリースバックでトラブル相次ぐ
住宅のリースバックでトラブル相次ぐ
「突然書面が送られてきて 心臓が止まるかと」
「リースバック」の契約を結び、その後トラブルに巻き込まれた、兵庫県芦屋市の80歳の女性に話を聞きました。
女性は、6年前の74歳のときに自宅のマンションを「リースバック」して、不動産業者に750万円で売却。家賃6万8000円で同じ部屋に住み続けられる契約を結びます。
子どもの家への引っ越しや施設への入居など、将来を見据えて早めに売却し、手元に資金を確保しておこうと考えたのです。
マンションの修繕積立金や固定資産税は所有者になった不動産業者が支払うため、女性の実際の負担は家賃の半分以下の月3万3000円でした。
女性は、売却して得た資金を家賃の支払いに充てれば、92歳までは住み続けられるという計算でした。
ところが、ことし4月に、突然、不動産業者からある書面が届きました。
そこには…
(1)今の部屋に住み続ける代わりに、2倍以上の月14万5000円の家賃を払う
(2)家賃は据え置く代わりに、半年後には部屋を明け渡す
(3)マンションの部屋を買い戻す
このいずれかを選択するよう記されていました。
困った時には、全国共通の消費者ホットライン「188」に電話してください。最寄りの消費生活センターを紹介してくれます。
また、国土交通省は、リースバックに関するガイドブックを作成して、トラブルに巻き込まれないよう注意を呼びかけています。
(7月2日「ほっと関西」で放送)