作成日:2024/11/03
@@ 65歳以上対象にした新型コロナワクチンの定期接種が10月1日開始
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241001/k10014596901000.html
原則 費用の一部が自己負担に
65歳以上の高齢者などを対象にした新型コロナワクチンの定期接種が10月1日始まりました。
ワクチンは、昨年度まで無料接種が行われてきましたが、今回始まる定期接種では、原則、費用の一部が自己負担となります。
新型コロナウイルスのワクチンは、ことし3月末まで全額を公費で負担する無料接種が行われていましたが、きょうからは、季節性インフルエンザと同じように原則、費用の一部を自己負担する定期接種が始まりました。
このうち東京・板橋区の医療機関では、開院直後から接種の希望者が訪れ、医師が体調などを確認した後、接種を行っていました。
定期接種の対象者は65歳以上の高齢者と、60歳から64歳までの重症化リスクの高い人で、2025年3月末までの期間に、接種を1回行います。
ワクチン接種の費用はおおむね1万5000円ほどで、国は自己負担が最大でもおよそ7000円に収まるよう、1回あたり8300円を助成します。
また自治体の中にはさらに上乗せで補助を行うところもあり、接種の自己負担額は地域によって差が出る見通しです。
一方、若い世代など定期接種の対象にならない人は、「任意接種」で行われるため、原則、全額が自己負担となります。
接種を受けた72歳の女性は「重症化して後遺症が残ると怖いので接種しました。多少の自己負担は仕方ないと思います」と話していました。
板橋区医師会病院の高橋典明院長は「高齢者などは重症化して肺炎になる人もいるので、それを防ぐためにも接種を勧めています」と話していました。