作成日:2023/09/01
@@ AIが生み出す偽情報 ウィズフェイク時代をどう生きるか
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230824/k10014170241000.html
ウィズフェイク 私たちはどう向き合うか
精度の高い「フェイク」が、より身近な存在になっていくこの先、私たちは、日々の溢れる情報とどのように向き合っていくべきなのか。
AIの活用や情報倫理に詳しい国立情報学研究所の佐藤一郎教授は、次のように警告している。
AIの活用や情報倫理に詳しい国立情報学研究所の佐藤一郎教授は、次のように警告している。
国立情報学研究所 佐藤一郎教授
「まず、気をつけなければいけないことは、自分はだまされないと思うべきではない。誰もがだまされる時代だということを認識することが重要だ。技術的にフェイク情報かどうかを判別する技術が出てきているが、まだ完璧ではない。そうした中では1人1人が主体的に、同時に批判的に情報に接することで、『これはフェイクではないのか』と、疑いながら情報に接していかなければいけない」
「まず、気をつけなければいけないことは、自分はだまされないと思うべきではない。誰もがだまされる時代だということを認識することが重要だ。技術的にフェイク情報かどうかを判別する技術が出てきているが、まだ完璧ではない。そうした中では1人1人が主体的に、同時に批判的に情報に接することで、『これはフェイクではないのか』と、疑いながら情報に接していかなければいけない」
その上で、情報を拡散する行為についても、これまで以上に留意するよう呼びかけた。
「これは面白い、重要な情報ではないかというものに出会うかもしれない。SNSなどを使うと、誰でも簡単にその情報を拡散することができるが、フェイク情報を拡散することは、社会にとって迷惑な行為だ。まずは本物の情報かどうかを、よく確かめること。同時にそれを誰かに伝えたいと思っても、それが本当かどうかを常に考えながら行動することが求められる時代だ」
AIは私たちの生活や活動をサポートし、豊かにするためのツールとして生まれた革新的な技術だ。進化も早く、数年後には想像もつかないことがAIによって実現できているかもしれない。
もちろん、そこに怖さもある。
AIが生成する言葉や画像は、より一層高精度になり、人間が判断することはもはや不可能となってしまうだろう。悪用された際の影響や被害は、今以上に拡大していく可能性がある。
悪用を防ぐ仕組みや研究を早急に整えると同時に、私たちも「ウィズフェイク=フェイクは常に身近にある」ということを肝に銘じ、飛び込んでくる情報に対して、真偽を自分で検証していく力が求められているように思う。
もちろん、そこに怖さもある。
AIが生成する言葉や画像は、より一層高精度になり、人間が判断することはもはや不可能となってしまうだろう。悪用された際の影響や被害は、今以上に拡大していく可能性がある。
悪用を防ぐ仕組みや研究を早急に整えると同時に、私たちも「ウィズフェイク=フェイクは常に身近にある」ということを肝に銘じ、飛び込んでくる情報に対して、真偽を自分で検証していく力が求められているように思う。