https://www.jil.go.jp/press/documents/20230915.pdf
―2022 年で 9 割の企業が賃上げを実施。
「ベースアップ」は 36.2%が実施―
―賃上げの効果、3 割の企業が「既存の社員のやる気向上」を認識―
「企業の賃金決定に係る調査」結果(企業調査)
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
賃上げに係る状況 <2022 年で 9 割の企業が賃上げを実施。「ベースアップ」は 36.2%が実施>
過去 2 年間の賃上げ状況としては、
2021 年では、「定期昇給」が 77.0%と最も高く、
次いで、「非正 規雇用者・パート労働者の昇給」が 40.9%、
「賞与(一時金)の増額」が 29.3%、
「ベースアップ」が 27.2%、
「新卒者の初任給の増額」が 14.7%などとなっている。
「以上のいずれの賃上げも実施していない」は 8.7%である。
2022 年においても、「定期昇給」が 76.0%、
「非正規雇用者・パート労働者の昇給」が 49.0%、
「賞 与(一時金)の増額」が 39.2%、
「ベースアップ」が 36.2%、
「諸手当の改定」が 23.3%、
「新卒者の 初任給の増額」が 20.6%などとなっている。
2 時点で比較すると、賃上げ実施企業(「定期昇給」や「ベースアップ」などの賃上げの選択肢を回 答した企業(「以上のいずれの賃上げも実施していない」以外))の割合は、
2021 年で 91.3%、2022 年で 92.9%となっており、
いずれも 9 割の企業が賃上げを実施している。
賃上げの内容についてみる と、2021 年に比べて 2022 年の方が、
とくに「賞与(一時金)の増額」(9.9 ポイント)、
「ベースアッ プ」(9.0 ポイント)、
「非正規雇用者・パート労働者の昇給」(8.1 ポイント)、
「諸手当の改定」(7.2 ポ イント)などで高くなっている(p11、図表 2-1)。
作成日:2023/09/23
★★ 「企業の賃金決定に係る調査」結果(企業調査) 独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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