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作成日:2026/02/03
★★★2025年の「早期・希望退職」 2年連続で1万人超、「黒字リストラ」が定着





2025年の「早期・希望退職」 1万3,175人 2年連続で1万人超、「黒字リストラ」が定着 | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ


2025年の「早期・希望退職」 1万3,175人 

2年連続で1万人超、「黒字リストラ」が定着


〜 2025年 上場企業「早期・希望退職募集」状況 〜


 2025年に「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は43社(前年57社)で、社数は約2割(前年比24.5%減)減少したが、募集人数は1万3,175人(同31.6%増)と急増した。

 大手の構造改革の加速で、募集企業の約7割が直近決算で黒字と業績好調な企業で取り組みが目立つ。

 これまでの人員削減とは様相が異なり、将来の事業転換を見越した「黒字リストラ」は今後も広がるとみられ、対象年齢も中高年の募集が定着している。

 2025年は業績好調な企業で「黒字リストラ」が広がった。三菱電機、三菱ケミカルグループ、明治HD、ソニーグループ、日清紡HDなど名門企業も名を連ねている。


 これまで人員削減は、不況期に人員削減に踏み切る「業績悪化」対策が中心だったが、2025年は好業績の企業が大幅な人員削減に取り組むケースが相次いだ。

 なかでも中高年を対象に実施する動きが加速し、9月に募集を発表した三菱電機は53歳以上が対象で、三菱ケミカルグループでは50歳以上の1,273人が応募した。
10月に募集を発表した明治HDは50歳以上の44人が応募した。


 中高年対象の募集が中心の製造業は、競争力強化が急務になり、パナソニックHDなどは構造改革に追われている。
 日本経済をけん引し、代表的な雇用の受け皿でもあったが、大きな転換期を迎えているようだ。賃上げの流れが加速し、将来性が乏しい事業部門の大胆な見直しや新規事業への進出など、構造改革と人事政策が進んでいる。

 このため、もう一段の人員構造の見直しの可能性もあり、2026年も早期・希望退職募集の大型化の流れが強まるとみられる。




損益別 黒字企業が約7割


 「早期・希望退職募集」を実施した43社の直近決算期の最終損益(単体)は、黒字29社(構成比67.4%)、赤字14社(同32.5%)で、黒字が約7割を占めた。

 黒字企業の募集人数は1万505人で、全体の8割(同79.7%)を超えた。黒字の29社のうち、23社が東証プライム上場だった。

 赤字14社の募集人数は2,670人で、ジャパンディスプレイやJUKI、シナネンHDなど。






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