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作成日:2025/12/24
★★ 2025年「第2回忘・新年会に関するアンケート」調査




忘・新年会の「実施」率は57.2% コロナ禍後、前年割れは初めて | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ


忘・新年会の「実施」率は57.2% コロナ禍後、前年割れは初めて


〜2025年「第2回忘・新年会に関するアンケート調査

寒さが増し忘年会の季節になったが、コロナ禍を経て1年間の慰労と懇親を兼ねた忘年会に陰りがみえる。

 東京商工リサーチが調査した今シーズンの実施率は57.2%(前年59.6%)で、コロナ禍後で初めて前年を下回った。前回調査(10月)で、実施予定は57.8%だったが、実際の開催はさらに0.6ポイント低下した。

 コロナ禍前の忘・新年会の実施率は78.4%だったが、コロナ禍の2020年は5.6%まで下がった。その後、2023年に55.9%まで戻したが、その後は伸び悩み、今シーズンはコロナ禍後で初めて前年を下回った。


 都道府県別では、実施率が最高だったのは沖縄県の75.8%で、一方最低は徳島県の40.6%だった。このように、地域による差も大きい。


 前回調査で、「コロナ禍前は実施、今回は実施しない」と回答した企業に実施しない理由を質問したところ、「忘・新年会に関わる費用を削減するため」が21.7%で、調査開始以来初めて20%を超えていた。実質賃金のマイナスが続き、物価高で値上がりが続く参加費も実施率の下押し圧力になっている。また、親睦や一体感を求める企業と、時間を拘束される仕事の延長の飲み会より、気の合う仲間との飲み会を優先する社員との間で意識のギャップが生じている。こうした事情により、忘・新年会のあり方は曲がり角を迎えているようだ。



今シーズンの忘・新年会「実施」は57.2%
 忘・新年会について、「コロナ禍前は実施しており、今回も実施する」は43.7%(6,196社中、2,708社)で最も多かった。
 また、「コロナ禍前は実施せず、今回は実施する」が13.5%(840社)で、忘・新年会を「実施する」は合計57.2%(3,548社)だった。
 一方、「コロナ禍前は実施せず、今回も実施しない」は24.1%(1,498社)、「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」が18.5%(1,150社)で、合計42.7%(2,648社)が実施しないと回答した。

Q1.貴社は、2025年末の「忘年会」、または2026年初の「新年会」を開催しますか?コロナ禍前(2019年末の「忘年会」、または2020年初の「新年会」)との比較で回答ください(単一回答) 

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