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作成日:2025/03/01
★★★「部下の成長支援を目的とした1on1ミーティングに関する定量調査」を発表



 


「部下の成長支援を目的とした

1on1ミーティングに関する定量調査」を発表


上司と部下の1on1ミーティングは、
部下の成長支援や信頼関係構築の手法として、2010年代後半から急速に普及し、本調査でも直近半年の実施率は55.7%に達しています。

一方で、普及の過程で課題も多く指摘されるようになり、部下の3人に1人が「効果が感じられない」と回答するなど、1on1について学ぶ環境が整っていないことや上司の多忙といった課題などが浮き彫りになっています。


1on1の実態と課題

  1. 1on1を直近半年で経験した部下の割合は55.7%。一度も1on1を経験したことのない部下は17.5%。実施頻度の平均は、ひと月あたり0.8回。
  2. 1on1時に、上司は自分より部下が多く話していると感じている人が多い一方、部下は自分より上司が多く話していると感じている人の方が多い
  3. 1on1に満足している割合は部下のおよそ半数、「不満・どちらともいえない」が47.5%。
  4. 上司と部下の3人に1人が1on1の「面談効果が感じられない」「面談を学ぶ仕組みがない」と回答。
  5. 上司と部下の半数以上が1on1を改善するには「『人材育成』を重視する組織風土」が必要と回答。

部下の成長につながる1on1

  1. 人材育成を重視する組織風土は、1on1を通じた部下の成長にプラスの影響を与えていた。「誰でも活躍しやすいように配慮」、「仕事・ポジションの明示」、 「現場での教育・訓練が手厚い」といった組織風土を持つ企業では、部下の成長度が高いことが確認された。
  2. 1on1に関する部下の研修受講率は上司より30pt以上低い。一方で上司・部下の6割以上が研修は「役に立つ」と認識。また、研修受講経験のある部下の成長度は高かった
  3. 1on1に関する自己研鑽を行っている部下は、行っていない部下よりも成長度が高かった。
  4. 1on1時に「上司が本音を話してくれている」と部下が感じることが、部下の成長に最もプラスの影響を与えていた。
  5. 1on1時に上司より部下の話す割合が高く、部下がその日に話すテーマを決めているほど、部下の成長度も高かった
  6. 1on1の実施頻度は、月2〜3回以上、1回あたり30分以上1時間未満が最も部下の成長度が高かった。


※本調査を引用いただく際は、
 出所として「パーソル総合研究所」と記載してください。

※調査結果の詳細については、下記URLをご覧ください。
 
URL:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/1on1.html




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