作成日:2024/05/08
★★ 2024年度 決定初任給調査 中間集計<株式会社産労総合研究所 「賃金事情」編集部
https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/chinginseido/shoninkyu/pr2404.html
主な調査項目
- 初任給の決定状況
- 初任給改定の理由
- 初任給額の水準
初任給増加率は大卒・高卒(一律)
4%超7割の企業が初任給を「引き上げた」
4%超7割の企業が初任給を「引き上げた」
初任給額の水準
2024年4月入社者の学歴別初任給額の水準(中間集計)は下表のとおり。
一律に初任給額を決定している場合(一律)、
大学卒は22万6,341円で前年度比8,706円(4.01%)増、
高校卒は18万9,723円で8,349円(4.71%)増となった。
職種やコース(総合職と一般職、広域勤務と地域限定勤務など)で初任給額を区分している場合(格差あり)、
大学卒は最高23万6,509円(8,615円、3.74%増)、最低21万2,639円(8,906円、4.37%増)、
高校卒は最高19万6,969円(9,885円、5.29%増)、最低18万5,223円(1万1,942円、6.79%増)。
下図は大学卒(一律)における初任給額の対前年度増加率について、
直近で4%を上回った1991年度以降の推移(最終集計)を示している。
2024年度は、中間集計の水準が7月の最終集計まで維持されれば、1991年度以来33年ぶりの4%超となる。
初任給の改定状況
2024年4月入社者の初任給を「引き上げた」企業(中間集計)は70.2%に上った。
前回23年度調査の中間集計(60.4%)から9.8ポイント、最終集計(68.1%)から2.1ポイント増加した。
規模別にみると、「1,000人以上」84.2%、「300〜999人」79.5%、「299人以下」62.7%となった。
「据え置いた」は17.0%、「引き下げた」はなかった。