作成日:2024/03/14
★★★春闘 集中回答日 大手企業ベースアップはいくら?
ことしの春闘は13日が集中回答日です。
経済の好循環に向けて持続的な賃上げを実現できるかが焦点となるなか、
自動車や電機、鉄鋼などの大手では満額を含む高い水準の回答が相次いだほか、中には労働組合の要求額を上回るケースもありました。
【トヨタ自動車 月額2万8440円(最も高いケース)】
トヨタ自動車は賃上げとボーナスについて、組合の要求通り満額回答しました。
トヨタの労働組合は「職種別」や「資格別」に賃上げ要求額を示し、最も高いケースでは月額2万8440円の賃上げを求めたほか、ボーナスにあたる一時金は過去最高の月給7.6か月分を要求していました。
満額回答は4年連続です。
【日産自動車 月額1万8000円】
日産自動車は、組合の要求どおり、1人あたり平均で月額1万8000円の賃上げで満額回答しました。
去年の春闘での月額1万2000円の賃上げを上回り、いまの賃金体系が導入された2005年以降で最も高い水準です。
【SUBARU 月額1万8300円】
SUBARUは、月額1万8300円の賃上げの要求に対し、満額で回答しました。
いまの形で要求するようになった2020年以降で最高となる水準で、一時金も6か月分で満額回答となりました
【三菱自動車工業 1万7500円】
三菱自動車工業は、2万円の要求に対して1万7500円の賃上げで回答し、一時金については、月給の6.3か月分の要求に対して、6か月で回答しました。
【ホンダ 総額で月額2万円】
ホンダはベースアップと定期昇給の相当分をあわせた総額で月額2万円の賃上げ、ボーナスは月給の7.1か月分で満額回答しています。
いずれも1989年以降で最も高い水準となります。
【スズキ 10%以上】
スズキは、総額で月額2万1000円の賃上げの要求に対し、要求額を超える10%以上の賃上げを行うと回答しました。
賃上げの水準は過去最高となっています。
【マツダ 月額1万6000円】
マツダは、いまの人事制度が始まった2003年以降で最大となる月額1万6000円の賃上げ、ボーナスについても月給の5.6か月分で満額回答しています。