作成日:2023/12/07
★★ 転職サービス「doda」、「平均年収ランキング2023」を発表
転職サービス「doda」、「平均年収ランキング2023」を発表
正社員の平均年収は414万円で、前回から11万円アップ
〜賃上げも影響し、平均年収は増加傾向。
職種別1位は「医師」で1,028万円、業種別1位は「投信/投資顧問」で750万円〜
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「平均年収ランキング2023」を発表しましたので、お知らせいたします。
本調査は、2022年9月〜2023年8月の1年間に転職サイト「doda」のサービスに登録した
約63万人のデータを元に、正社員としてはたらく20歳〜65歳までのビジネスパーソンの平均年収をまとめたものです。
【調査結果詳細】
「平均年収ランキング2023」https://doda.jp/guide/heikin/
【主な調査結果】
・2023年の平均年収は414万円で、前回から11万円アップ
昨今の物価高を受け、年収アップを目指した転職者はさらに増える見込み
・職種別で見ると、1位は「医師」で1,028万円
職種分類では「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」がトップ20のうち最も多くを占める
・業種別で見ると、1位は「投信/投資顧問」で750万円
業種分類ではトップ10を「メーカー」「金融」「メディカル」系が3業種ずつ占める
・年代別に見ると、全年代で前回から平均年収が10万円以上増加
・都道府県別に見ると、47都道府県のうち43都道府県で年収アップ。1〜5位までを関東エリアが占める
【doda編集長 解説】
2018年から2021年までの4年間、平均年収は減少傾向にありました。その後新型コロナの流行を受け、2021年と2022年の平均年収は403万円とさらに減少し、過去5年間で最も低くなりました。しかし、2022年に日本労働組合総連合会は次年度の春闘で5%程度の賃上げを要求することを決定。2023年度から賃上げを実施する企業が多く見られました。「doda」が毎月発表している転職求人倍率レポート※1では、求人数・転職求人倍率は月ごとに増減はありつつも、2020年夏以降右肩上がりの傾向にあることが見て取れ、人材獲得競争が激化する中で、好条件の求人が増加していると考えられます。
ただし、「doda」が発表した仕事満足度ランキング2023※2では、「給与・待遇」の指標への満足度を示す点数は仕事内容や労働時間などほかの指標と比べて最も低くなっています。転職理由ランキング2022※3の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」など、さまざまなデータから、平均年収は多くのビジネスパーソンにとって満足のいく水準には達していないと考えられます。昨今の物価高もあり、今後も年収アップは、転職に求める重要な条件の1つとなるでしょう。
※1:転職求人倍率レポート( https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/ )
※2:仕事満足度ランキング( https://doda.jp/guide/manzokudo/ )
※3:転職理由ランキング( https://doda.jp/guide/reason/ )