株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)は、正社員900名を対象に行った「週休3日制に関する意識調査(2023年)」の結果を発表しました。本調査では、週休3日制のイメージや利用意向、人手不足解消や離職防止への実効性などが明らかになりました。
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≪TOPICS≫
◆今の職場で週休3日制が導入されても「収入が減るなら利用したくない」が66.8%。一方で収入が変わらない場合は76.8%が「利用したい」と回答【図1、2】
◆週休3日制のイメージは「収入が減りそう(37.5%)」と不安の声が最も多いが、実際に現在の勤務先で週休3日制で働いた人のうち50.4%が「収入が上がった」と回答【図3、4】
◆週休3日制の導入によって「人手不足が解消しそう」は17.2%に留まる。勤続意向年数への効果も限定的だが、「仕事内容が合うなら転職したい」は約半数【図7、8】
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【調査結果の概要】
週休3日制の利用意向について、勤務日数の減少に併せて収入も減少する場合、「利用したくない」は66.8%だった。一方、勤務日数が減少しても収入は変わらない場合は「利用したい」が76.8%に達し、収入の増減が利用意向に大きく影響することが分かった。【図1、2】
【図1】週休3日制を利用したいか(単一回答)
(勤務日数の減少に併せて収入も減少する)n=900
【図2】週休3日制を利用したいか(単一回答)
(勤務日数が減少しても収入は変わらない)n=900
週休3日制に対するイメージは「収入が減りそう(37.5%)」が最多で、「正社員では難しそう(25.1%)」、「時間内に業務が終わらず残業が増えそう(23.8%)」とマイナスイメージな回答が上位に並んだ。しかし、実際に現在の勤務先で週休3日制で働く人に、収入の変化を聞くと「上がった(50.4%)」が「下がった(17.9%)」を大きく上回る結果になった。また、そのうち約3割が副業などにより収入がアップしていることから、正社員としての就労先での賃金アップにこだわらず、多様な働き方をする層がいることが分かった。
また、現状週休3日制を利用していない人に対し「週休3日制になったら余暇時間をどう使いたいか」と聞くと「趣味・娯楽時間(44.9%)」、「睡眠時間(33.8%)」、「家族・パートナーと過ごす時間(32.9%)」が上位に並び、「副業する時間」の回答は18.4%に留まった。収入アップにつながるとはいえ、「せっかく増えた余暇に勉強やリスキリング、仕事はしたくない」と考える人も多いようだ。【図3、4、5】
【図3】週休3日制のイメージ ※上位6位を抜粋(週休3日制未利用者ベース n=777)(複数回答)