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作成日:2023/01/17
★★ 連合「学生を対象とした労働に関する調査」<2023 年 1 月 13 日>



20230113.pdf (jtuc-rengo.or.jp)

学生を対象とした労働に関する調査
【調査結果のポイント】
◆「アルバイトの経験あり」学生の 68.8%、大学生等は 90.7%が経験
◆「アルバイト先で労働時間や賃金などの労働条件、ハラスメント、 人間関係等のトラブルにあったことがある」アルバイト経験がある学生の 32.6%
◆卒業後に就職した会社で定年まで勤め続けたい? 「勤め続けたい」77.1%、「勤め続けたくない」22.9% ◆「働くときに必要な法律や知識(ワークルール)について学習する機会があった」62.1% 学習した場所 1 位「学校」2 位「自分で調べた」3 位「アルバイト先」
◆「働くときに必要な法律や知識(ワークルール)について学びたい」就職希望者の 61.4%
◆「働くうえで労働組合は必要だと思う」63.1%、 「就職先に労働組合があれば、加入したいと思う」60.6%

INDEX
◆学生のアルバイトに関する意識・実態 (p.2-p.4
◆卒業後の進路と勤続意向について (p.5-p.7
◆労働に関する知識について (p.8-p.10
◆労働組合について (p.11-p.15

≪調査に関するコメント≫
「ワークルールを学ぶ機会の拡大を」 日本労働組合総連合会 総合運動推進局長 内藤靖博 連合はこのたび、学生の「働くこと」への意識・実態を把握する目的で、学生アルバイトの現状や、 卒業・就職後の勤続意向、ワークルールや労働組合の認知度などについて調査を実施しました。

アルバイトの経験者は大学生等では 9 割(全体では約 7 割)に上りますが、経験者の 3 割強がアルバイト先 で何らかのトラブルに遭遇しています。

トラブルの内容は労働時間(長時間労働やシフト等)が最も 多く、連合の「なんでも労働相談ホットライン」に寄せられる相談内容と比較しても、学生アルバイ トに特徴的な傾向であると言えます。
また、ワークルールの学習経験がある人のほうが、トラブルの 遭遇機会が多くなっていますが、このことはワークルールを学ぶことによって「トラブルをトラブル として認識できるようになる」ことを示唆している可能性があります。
他方、就職後の勤続意向につ いては、全体の約 8 割が「定年まで勤め続けたい」と答え、その 6 割が「安定した仕事に就きたいか ら」を理由にしています。巷で言われる「若者の安定志向」とも合致する結果であり、安心して働き 続けられる職場の実現がますます重要になっていると言えます。

働きやすい職場をつくるためには、 労使でワークルールを学び実践していくことが重要です。働く人は自分や仲間を守ること、会社はコ ンプライアンスの推進や人材確保に役立ちます。

調査結果では、学習機会は「学校」が最も多く、次 いで「自分で調べた」となっていますが、働き始める前の学生も含めて、より多くの人が学べる機会 を提供することが必要です。

連合は、ワークルール検定や教育機関との連携などを通じて、引き続き ワークルールの啓発活動に取り組んでまいります。 

 

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