作成日:2022/07/21
2022年度の新入社員の理想とする年収が、35歳時点で6,953,122円、前年度か ら1,359,868円もの大幅増加を希望!
2022年度の新入社員の理想とする年収が35歳時点で6,953,122円と、前年度から1,359,868円もの大幅増加を希望!
産業能率大学総合研究所が公表した「2022年度 新入社員の会社生活調査(第33回)」について。
この調査は、1990年度から実施されているもので、同学開催の新入社員研修の受講者が対象となっており、有効回答数は244人となっています。
今回はその中から、賃金に関する事項について
(1)働く上での重要事項
まず、「あなたは「働く」上で、どのようなことが自分にとって重要だと感じますか?」という設問に関しては、
トップが「長期間、安心して働けること」(57.4%)、次いで「仕事内容に見合う報酬が得られること」(47.1%)となっています。後者は過去最高の数値となった一方、「仕事を通じて自分自身が成長すること」は前年度の61.8%から38.1%へ急落、また「自分の意思で仕事に取り組めること」もここ2年間で、26.9%→17.4%→11.1%と半減しています。
(2)希望する人事制度
年齢や在籍年数に応じて昇進や待遇が決まる年功序列的な人事制度と、業績に応じて決まる成果主義的に人事制度ではどちらを望みますか?という設問において、
「成果主義」を希望するとの回答は61.1%と近年では最高となりました。
なお、60%代となるのは、2012年度以来、10年振りとなっています。
なお、60%代となるのは、2012年度以来、10年振りとなっています。
(3)理想の年収額
35歳の時点での理想の年収額については、前年度から1,359,868円もの大幅増加の6,953,122円となっています。
企業の評判や情報源は?・・・「就職情報誌」が50.8%
企業の評判調査や業界研究のための情報源を複数回答で訊いたところ、「就職情報誌」が50.8%で一番多く、定番となっていることが分かりました。
2位は同率で「Twitter」と「YouTube」(各17.2%)となり、ソーシャルメディアの台頭が顕著になってきています。
ソーシャルメディアは手軽に効率よく情報を入手するための入り口となっているものと思われます。マスメディアについては、「テレビ」(11.5%)、「新聞」(10.2%)、「ビジネス誌」(9.0%)という結果でした。
産業能率大学総合研究所「2022年度 新入社員の会社生活調査(第33回)2022/7/8」